ingress 3メダル追加がもたらすもの。
2015/06/29
ingressの新しい3つのメダル、Trekker、SpecOps、Engineerが追加されて、またエージェントを取り巻く状況が変わります。
そちらの考察をしてみました。
振り返り
ingress iOS版の投入から、2014年後半はNiantic運営サイドは矢継ぎ早にいろんなイベントを投入してきました。ちょっと振り返ってみましょう。
iOS版投入
僕もここからのクチですが、これによって一気にエージェント数が増えたことは否めません。競争激化で古くからのエージェントはかなり環境が変わったはずです。
以前はGuardianは(プレイ人数が少ないこともあり)結構取りやすいメダルだったとも聞いています。
#IngressYearTwo 2周年ボーナス~Innovatorメダル
AP獲得2倍、アイテム3倍の大盤振る舞いだった#ingressYearTwo。ここでオフェンス(ポータル攻撃側)が一気に優勢に。AP獲得2倍の効果も相まって、高レベルエージェントが量産に。そしてダメ押しのInnovatorメダル。レベリングに関係するオプションメダル付与はこの時が初とのこと。(それまでのメダルはブロンズ扱い)
ローソン提携
日本限定の話ですが、これで地方にもポータルが増えました。店舗数だけで考えても10,000ポータルの追加。オフェンスを上げて攻撃対象を増やす、という、いわゆるプレイするキャパを増やす戦略。
ここで#DARSANAが入りますが、これはingressのもともとからのキャンペーンなので割愛。ただ日本沈没のドラマチックな展開で、ローソン提携で上がったパブリシティがさらに上がったのは環境ファクターですね。
ハック間隔の短縮 300秒から120秒へ
実はこれがすごく大きくて、今まで量や内容(Burster多めとかレゾ多めとか)で調節していたであろうアイテム供給を、グリフハックさえすれば平たくゲットできるようにしています。またグリフハックでないと量が出ないのもポイントで、これは移動ハック系を抑制したいのだと思います。
ここまでの方策で共通することは、エージェントコミュニティを活性化させる方法としてNiantic運営サイドは、レベリングの難易度を下げる事に注力している点。
ingressの初期導入の難易度の高さは英語UIであることも相まって(非英語圏)指摘されてきましたが、こういった方策で難易度を下げて、プレイしすることがチュートリアルになるようにしてきたと思えます。
Trekker、SpecOps、Engineerメダル追加
そしてイマココ。
Trekker
これはジョン・ハンケ氏の元々の思想である「外に出て歩く」というコンセプトには沿うものですね。今までなかったのが不思議ですが、実は高速移動について結構チューニングをしていたのでそちらの目処がつくのを待っていたのかも知れません。自動車・電車移動でチート達成されないように、というとこですね。
ちなみに今は高速移動は60km/h前後をラインに、ハックを基準に測定されています。
SpecOps
新機能MISSIONを対象にしたメダル。MISSIONは要はツアーで、このツアーを編成できる(エージェントの移動の方向性を制御できる)事はingressの色々な転用にすごく重要な要素なので、エージェントの評判は今ひとつながら重要なメダルです。
地方でこのメダルをゲットするためには自分でMISSIONを作ってプレイする可能性もあり、メダル設定したことでMISSION可能な地域の平準化(と多様化)も狙えると思います。
ただMISSION申請の審査は厳しくなるでしょう。
Engineer
直接的にエージェント活動にヒットしてくるのはコレ。
これまでAP獲得と、自分のポータルを守ったりアイテム獲得したり、という道具でしかなかったModsが、メダル対象になることでエージェントがインベントリを吐き出す効果が見込まれます。ということは、シールドが手薄なポータルが減る、ということですね。つまりどこもガチガチポータルになります。
やはり方向性としては、
- レベリング難易度を下げる
- グリフハック重視(移動ハック抑制)=歩かせる
というところを念頭においているようですが、結果的にソロの低レベルエージェントには厳しい内容になってきます。
アイテム取得・使用はレベル制限があり、ポータルはmodガチガチ、MISSIONもキャプチャありのやつはクリアしづらい、となると・・・。一緒に行動するLv9以上のエージェントがいれば何とかなりますけどね。
ingressに対する運営側の意図は、外に行かせたいだけじゃなく、友達とプレイさせることも念頭にあるんでしょうか?