「イングレス エージェント・ストーリーズ 01 」読了。
先日発売の記事を書いた「イングレス エージェント・ストーリーズ01」を読み終わりました。
購入を迷っている方に僕なりのレビューを。
「イングレス エージェント・ストーリーズ 01 」読了。
2編収録されているこの「イングレス エージェント・ストーリーズ01」。土屋つかさ・渡辺浩弐という二人の作家が書いたスピンオフ小説が収められています。
イングレス エージェント・ストーリーズ 01 (星海社FICTIONS) | 土屋 つかさ, 渡辺 浩弐, ふゆの 春秋, 緒方 剛志 | ライトノベル | Amazon.co.jp
その2編それぞれについて紹介します。
土屋つかさ「2014年、秋葉原」
イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクトの監修もされた土屋つかささんの手による小説。
前作同様、ちょっとハードボイルドな感じでストーリーは進みます。イングレスの造詣が深いだけあって、ストーリー展開はイングレスのバックグラウンドストーリーに共通するような展開で進むのですが・・・
1つ凝っているのが、グリフハックが謎の鍵になるのと同様、秋葉原で展開するストーリーが、実在するポータルと共に進む事。
途中の見開きを見てみましょう。
右のページはグリフハック、左のページの途中、「神田郵便局」「旧国鉄万世橋駅」が太字になっているのがわかりますか?
僕は秋葉原は詳しくないのですが、すべてポータルがボールドになっているようですね。
あの辺りまわってるAGはさらに現実感あるだろうなぁ・・・?
そういう意味ではAGにこそ読んで欲しい一作。
渡辺浩弐「完璧少女計画(パーフェクトガールプロジェクト)
こちらは打って変わって「イングレスの世界の構成パーツ」を使いながら、思いっきりアニメっぽい?方向に振り切ったストーリーでした。ガチAGは「違う!」とか言っちゃいそうですが、スピンオフってそうやって世界観を広げていくものだと思います。
そういう意味では土屋つかささんの方は実写感のある雰囲気ですが、こちらは完全にアニメっぽい色合い。
描写もちょっとスプラッタなところもあり、おもいっきり渡辺さんの好きな世界に振っちゃってます。
スピンオフって
総体的に言えば、こうやってスピンオフが出てくる事はイングレスの世界とカバーされる人たちの裾野が広がるので良いことだと思います。
ここからスピンオフの二次創作や、作中のキャラクターのコスプレをする人が出てきたりするようになれば・・・個人的な好みは別として、魅力を感じてingressを始める人も増えるでしょう。
それは他のスマホゲームにはあって、今のイングレスには少し欠けてるものだと思います。
全然別の話になりますが、これって知ってますか?
Amazon.co.jp|スター・ウォーズ / クローン・ウォーズ 特別版 [DVD]
スターウォーズで見たことあるトルーパーだけどなんか青いし・・・実写じゃないし・・・
これはスター・ウォーズのスピンオフ「クローン・ウォーズ」というアニメシリーズです。
青いトルーパーはキャプテン・レックス、というトルーパーの小隊長で、このレックスを中心にストーリーは進行します。
みなさんが見たことのあるスターウォーズでは超ザコキャラのトルーパーが主人公、というスピンオフシリーズ。
これがシリーズ6までありますw 面白いですよ。TSUTAYAとかでもレンタルがあるのでどうぞ。
話は逸れましたが、こういうスピンオフがさらに新しいユーザーを獲得してくれるんだろうな、と思っています。
スピンオフ小説の特典
ちなみに話は戻って「イングレス エージェント・ストーリーズ 01 」の巻末には袋とじみたいな感じでパスコードが付いています。
こちらも小説と同じく2個。マルチハックとヒートシンク。
そういえば、2本の小説ともに主人公は緑の人でした・・・土屋つかささんはENLなので仕方がないにしても・・・そこはバランス取れなかったのか・・・?そこだけRESとしてはちょっと不満でしたw