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イングレス ポケモンGO ミッション

京都市のポケモンGOへの要望がまんまイングレスのミッションだった件。

2016/09/21

ポケモンGOを利用した地域活性化の取り組みとして、被災地4県のコラボの直後くらいに発表された京都市とNaintic(ナイアンティック)の取り組み。それを受けてのプロジェクトチームの初会合が行われたそうですが、そこで検討されたアイデアが・・・見てみるとほぼingressで実現されているミッションでした。

京都市のポケモンGOへの要望がまんまイングレスのミッションだった件。

京都市の地域活性化プロジェクト初会合の記事はこちら。
ポケモン 観光や学びに活用を - NHK京都府のニュース

京都市は、「ポケモンGO」を、市の活性化に役立てようと、各課の課長9人からなるプロジェクトチームを新たに立ち上げ、30日、初会合を開きました。

京都はもとから神社仏閣や歴史のある建物・場所が多いことからもイングレスのポータルが多く、それを受けてポケモンGOのポケストップ・ジムも多いでしょうから、拠点不足が当面の問題になるであろう他の地域のポケモンGO地域活性化コラボより先行しやすい面はあると思います。
その京都のプロジェクトチームの会合で出たプランとして記事中に記載されているアイデアが以下。

京都のサッカーチームがホームで試合を行う時、競技場周辺に珍しいキャラクターを出現させたい
なるほどw
これはサポーターでトレーナーの人は試合とレアポケモンゲットとどっち優先させるんでしょう?w
あまりタイトな時間設定でのレアポケモンの出現オンオフは難しそうですが・・・。

これはポケモン特有のアイデアではありますが、それ以外に出ていたアイデアを見ると・・・?

いくつかの場所を特定の順番でめぐって滞在すればアイテムをもらえるようにしたい
ゲームを楽しみながら、訪れた場所にまつわる歴史を知ってもらえるような仕組みを作りたい
高齢者が孫と一緒にゲームをした場合にメリットがあればどうか

これは・・・そのままイングレスのミッションですね・・・。
「いくつかの場所を特定の順番でめぐって」は、Orderがシーケンシャルなミッションですし、「アイテムをもらえるように」はイングレスではSpecOpsのスコアになっています。
「訪れた場所にまつわる歴史を知ってもらえるような仕組み」は、ミッションでそういった事をテーマにしたものはたくさんありますね。
最後の「高齢者が孫と一緒にゲームをした場合にメリット」を提供できるか、という所ですが、これもイングレスのミッションでたまにあるパスフレーズミッション、つまりクイズミッション的なもので実現できると思います。プレイするのが孫でクイズを考えるのをおじいちゃんおばあちゃんと一緒に・・・とか。

そうやって見てみると「レアポケモンを地域活性化で出現させる」というパッと思いつくコラボの方法以外はミッションで大体実現できるんだなぁ・・・と思いました。

イングレスのミッションをポケモンGOに移植する?

こうやって見てみるとぶっちゃけ「ingressでやった方が早くない?」と思う部分もあるのですが、あくまで京都市やその他のコラボも圧倒的な人気のポケモンGOでやらないと残念ながら地域活性化にならないわけで、するとポケモンGOへのミッション実装、というのがポイントになってきます。実際にそれが可能なのかどうなのかを考えてみましょう。

いかにしてミッションをポケモンGOに持ってくるか?大別すると2つの方法が想定できます。

ミッションクリエーターforポケモンGO

イングレスにミッションが実装されたのがingress ver.1.61.2からで2014年10月。

iOS ingressアップデート!MISSIONキタ!


なつかしー!w
ここからミッションクリエーターでLevel9以上のエージェントが各自で色々ミッションを作成して現在に至ります。
ポケモンGOだとざっくりレベル20以上とかになるんでしょうか・・・?

しかしこの方法はNiantic的にはまた膨大な申請を審査する、というポータル申請の二の舞いになりかねないトラウマ的な要素(と事業としてはコストアップ)と、その前にポータル(ポケストップ)申請をクリアしなければならない、というクリティカルパスを含みます。というのは、京都ならなんとかなりそうですが、その他の地域でポケストップが少ない事が指摘されているからです。

そしてミッションが溜まっていくのを待つ・・・というのは如何にお役所がのんびりしていたとしても気の長過ぎる話でしょう。その間にポケモンGOのブームに陰りが出るのでは?という懸念もあります。ということでイングレスと同様に1からミッションを構築する、というのはナシでしょう。

イングレスのミッションを移植

ポケストップ・ジムがポータルの位置情報を利用したように、ミッションのデータをそのままポケモンGOに持っていく、というのはかなり現実味のあるプランかも知れません。
時間もかからないので自治体の要望には比較的早く応えられるプランです。ただ細かい所で色んな問題が想定されます。

ポケストップ削除

ポケモンGOリリース後にいろんな施設からポケストップの削除依頼が出ました。神社仏閣も多かったですよね。元々イングレスのポータルを利用したポケストップ・ジムのデータが今は非対称になっています。ここでミッションのデータを使っても欠落したポケストップが恐らくたくさんあるだろう、というのは容易に想像できますし、これをスキップしたまま利用させる、というのはミッション作成者のエージェントの意図に反するケースもあるはず。

また、実際にこのプランに移行した場合、ミッションに取り込まれているポケストップ・ジムの場所、例えば神社仏閣からのミッションでの取り上げられ方に異論を挟まれる、などの七面倒臭い話も出てきそう。ということで、移植は時間は稼げるが諸問題の調整で結局コストが高い・・・と思います。

もう1つだけイングレスの場合はミッションを作るパターンがありました。MISSION DAYや企業コラボで提供されている「公式ミッション」です。
この形であれば上で挙げた問題は大体クリアできそうですね。ただ・・・イングレスのミッションはエージェントがそれぞれで作ったからこそミッションアートなどの文化が出来たんだと思うので、さらにユーザーが多いポケモンGOだともっと面白い感じになりそうな気がするんですけどね・・・。

・・・とまぁ勝手にポケモンGOのミッション実装を想像してみましたw

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