北朝鮮のingress事情が思った以上にスゴかった!
2015/09/02
前のエントリで追記に北朝鮮も平壌にポータルあるんですよ、という話をしましたが、
現状をちゃんと調べたらあるどころか、MISSIONまでありました。そしてエージェントも活動してました。
北朝鮮のingress事情
報道などで伝え聞く感じでは、北朝鮮でのエージェント活動、というのは全く想像もつかなかったのですが、intelmapで見てみるとそこそこポータルがありました。
またポータルなども白いのもありながら、ちゃんと青いCFがあったり、緑のポータルもありました。
まずはintelmapで見てみましょう。
平壌周辺のIntelMap
平壌付近のintelmap
青のCFでがありますね。なにげに幾つかは多重CFです。
そしてMISSIONも・・・ありました。
北朝鮮のMISSION
一番最初に表示されたMISSION、「North Korea is best Korea」・・・いきなり政治臭が・・・。
画像だと見えづらいかもですが、9.5時間かけて1人が成功、MISSIONに満足しています。
このMISSIONを選択して白ポータルがあるのも発見しました。
Monument to the Education of、という、なんか途中で終わっちゃってる感じのするポータルです。
そしてこのMISSION、基本ハックのみですが最後の難易度が・・・多分高い。
金日成と金正日の像のCapture or Upgrade Portal。
いや、エージェントも少ないでしょうから妨害はされないと思うのですが、この像の前でスマホを長時間いじってることが怖そうな・・・。
次のMISSIONは「Razizi in Pyonyang」。説明を読むと普通のMISSIONで「Razizi in...」というこの作者のシリーズミッションのようです。
が、達成者ゼロ・・・。
細かく見てみると、近代的な地下鉄のポータルとかもありますね。
そのオーナーが「Y0uTube」(多分オーがゼロ)という胡散臭いのもなんか・・・w
実際平壌のスマホ事情はどうよ?
政治的な話はおいといて、北朝鮮でスマホゲーム「ingress」ができる可能性がどれくらいあるのか調べてみました。
去年の記事ですが、androidベースの北朝鮮のスマホが既にあるようです。
(撮影:田村和輝)
北朝鮮の携帯電話事情(4) – 北朝鮮のスマートフォン「Arirang AS1201」の全貌が明らかに - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
中国のスマホをベースに北朝鮮向けにカスタマイズしたものだそうです。であれば一応ingressはインストールできそうですね。
ただ記事を読み進めると驚くべき事実が・・・・!!(ちょっと大げさ)
無線通信関連の仕様では、Bluetoothによるデータ転送やW-CDMA方式による音声通話及びHSPA方式によるデータ通信に対応しているが、無線LANやNFCには非対応となっている。
また、GPSにも非対応となっている。GPSは北朝鮮国内への持ち込み規制の対象にもなっているため、スマートフォンのGPS機能も削られている。
無線LANもGPSも非対応!!つまり位置特定できるテクノロジーは非搭載!
まぁGPS非搭載の時点でingressは起動できないので、つまりこの北朝鮮公式スマホを使っているエージェントはゼロ、ですね。
そうすると旅行者か高官の子弟なんか持ち込んだスマホでしかingressは無理・・・?
と思うと日本と比べてあまりにもポータル・MISSIONも少ない北朝鮮のingerss事情も、すごい困難に打ち勝って戦ってるエージェントに見えてくるから不思議・・・?