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提携/コラボ

INGRESS×メルカリのライセンス料10%は高い?安い?

INGRESSとメルカリの提携でSwag売上の10%をメルカリに、10%をナイアンティックに支払う、という話がありましたが、「ライセンス料10%は高いんじゃね?」という意見を耳にしたのでちょっと調べてみました。

INGRESS×メルカリのライセンス料10%は高い?安い?

エージェント達がingressロゴや陣営ロゴ、はたまたアノマリーロゴなどをモチーフにSwagを作ってメルカリに出品すると、メルカリとナイアンティックにそれぞれ10%、販売手数料とブランドライセンス料を支払う、というのが今回の提携です。

ファミ通のINGRESS×メルカリの記事に見るSwagの基準。

メルカリの手数料の方は他のカテゴリでも同様の手数料なので、まぁこれは提携が決まった次点で高い安いの話もあまりないかなぁ・・・と思います。
形式的には出品無料で、販売が成立した時点での手数料徴収、ということで、一般的には委託販売みたいな感じ(出品時の物品移動はないですが)・・・と考えると一般的な委託販売(商品を預ける形)が20%だそうなので、高くもないかと思います。

さてもう片方のナイアンティックの取り分、ブランドライセンスの方ですが、世間一般的にはどんな感じなんでしょう?

ちょっと古いですが特許庁に資料がありました。2009年のデータ。
知的財産の価値評価を踏まえた特許等の活用の在り方に関する調査研究(PDF:9,659KB)
商標権のロイヤルティについては大体2.5%くらい・・・?という感じでした。

別途キャラクターの使用などは大体5%、というデータも。地方自治体のご当地キャラは安めで3%くらい、くまモンは無料だそうで。

じゃぁ高いじゃないか、という話もあるのですが、別のデータで、国際的コンサルティング企業のデロイトトーマツのサイトには米国事例としてもうちょっと高めのグラフも出ていました。さらにデロイトトーマツらしく、ライセンスの算定方法まで紹介があります。

1) 類似取引事例法(マーケット・アプローチ):ライセンス料に関して類似のライセンス契約の取引事例より算定する方法
2) 超過収益法(インカム・アプローチ):ライセンシーが知的財産を用いて事業を行った結果生み出された利益から、当該事業に貢献するその他資産の要求利回りを控除した利益を基にライセンス料を算定する方法
3) 利益分割法(インカム・アプローチ):知的財産を用いた事業から得た利益を各種財産の貢献度に応じて配分し、対象知的財産のライセンス料を算定する方法
4) 再調達原価法(コスト・アプローチ):現時点で、対象知的財産と同等の知的財産を新規に調達(製作)する場合に要するであろうコストの総額からフローの観点で期間的なライセンス料を算定する方法

業界別ライセンス料の考え方|サービス:リスクマネジメント|デロイト トーマツ グループ|Deloitte

まぁ仮に5%だったとしても、通常こういったライセンシングは相手がどこの誰だか解った状態でライセンス契約を結ぶと思いますが、今回のメルカリはユーザーがどんどんアップしていくものをメルカリと協力しながら都度審査していく、という手間もあるので、まぁそこ含めてちょっと高めの設定、という感じかなぁ?と思います。

・・・ただ1つ心配なのは、ナイアンティックは大量審査を捌くのにはあまり定評がないことかなぁ・・・?w

そそのかされたのでwアンケートやってみましたのでぜひご回答ください!

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