Nianticジョン・ハンケCEO「東京ポータル多すぎ」日経にコメント
日経新聞にingressのナイアンティックのジョン=ハンケCEOのインタビューが掲載されました。
見出しは『イングレスのCEO、「東京はポータル多すぎ」 』。確かに・・・多いですねw
Nianticジョン・ハンケCEO「東京ポータル多すぎ」日経にコメント
ジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は「東京はポータルが密集しすぎている」と懸念。ポータル配置を見直し、ローソンやソフトバンクなどと進めてきた企業連携をさらに推進する考えを示した。
イングレスのCEO、「東京はポータル多すぎ」 :日本経済新聞
IntelMapの東京周辺を拡大してキャプチャしてみました。
たくさんありますね・・・。
東京都市部の現状
ハンケさんが東京のどの辺(浅草?)でそう思われたかわかりませんが、確かに都市部は多いです。
わかりやすくいうと、いい?場所に行くと1箇所で4つ以上ポータルが入ったりします。僕の経験で言えば渋谷駅周辺、東京駅周辺。
ポータルが4つあると、それぞれにRare以上のヒートシンクを入れておけば一人FF状態が出来ます。
1つグリフハックして終わったら次・・・・で1周すると最初のやつがもうハック出来る、くらい。
記事中にある、「イングレスの目的は人々が家の外に出歩く理由を作ることだ。」や、もともとの発想である「Adventure on foot」のイングレスですが、密集度が高すぎてその場を動かなくてもいい状態があっちゃう、という状況です。なので言わんとされることはわかります。
といってもそんなのはほんと大きな駅の周辺だけだったりしますが。私鉄沿線になるとみなさんご存知の通りテクテクミッションがたくさん出来るくらい、ポータルは一定以上の間隔になります。
ハンケさんの別のコメント。
「東京は都市部が集中して人口が多く、交通網も発達している。イングレスには理想的な環境だが、ポータルが密集しすぎているのが課題だ。バランスをとって、提携企業のポータルを効果的に配置できるようにしたい。目安をあえて言うならば20:1。現状、提携企業のポータルは1%以下しかない。東京の姿はロンドンなど世界の都市が行き着く未来かもしれない。いろいろな施策を実験するサンドボックス(砂場)と考えている」
この間発表されたingressのインフォグラフィックで、ポータル数は539万、とのことですから、提携企業のポータルは5万。提携拠点数が一番多いであろうローソンが国内店舗が1.2万で、ポータル化してない(ナチュラルローソンなど)店舗を差し引いて、ほかの国内提携、また海外提携(最近では米国サークルKなど)で考えると妥当性のある数字。
これを25万、つまり5倍に増やしたい、ということですね。そうすると提携による収入もCPV(Cost Per Visit。来訪・来店に対して報酬を払う)モデルの収入も(エージェントが減らなければ)5倍、というもの。Alphabet(Google)から独立した企業としては当然成長も考えないといけませんしね。
日経新聞ということで経営者目線のコメントになっていますが、ちょっと面白かったのはこのコメント。
イングレスのユーザー数の詳細は未公表だが、日本は米国に次ぐユーザー数を誇る。その分、ユーザーのポータル申請も活発で「なぜここがポータルになっているのかわからないものもある」とハンケCEO。ロンドンもポータルの密集地だが、内訳をみると歴史的建造物などに設定されているケースが多い。
いやー、その「わけのわからない」ポータルのおかげでみんな楽しんでますよw
僕はこういうイングレスというゲームの目的から外れた遊び方が大好きですw